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上海自由貿易試験区とは、上海市の外高橋保税区、外高橋保税物流園区、上海浦東空港総合保税区、洋山港保税港区の4つの税関特殊監督管理区域(上海総合保税区)を自由貿易試験区として転換したものです。
上海自由貿易試験区は、外商投資プロジェクトの管理体制に変わったとのことですが、具体的にどのような変化がありましたか?
外商投資プロジェクトは認可制ですが、上海自由貿易試験区については届出制に変わりました。
また、外商投資企業の契約や定款についても審査制から上海市が届出管理制になりました。
会社設立に要する期間が短縮されたと聞きましたが、どれくらいの期間で設立が可能になったのですか?
上海政府においてワンストップの登記体制が敷かれることになったため、商務委員会、工商局、税務局、企業バーコードの4つの申請を同時に申請することができます。
これにより、合計して約2週間で登記を完了することができるようになりました。
(以前は最低でも1ヶ月半は必要でした。)
上海自由貿易試験区では、経営範囲が自由に設定できるようになったというのは本当ですか?
自由に設定できる範囲は広がりましたが、どこまでも経営範囲を設定できるわけではありません。
ネガティブリストによる管理体制は引き続き行われますが、ネガティブリストで禁止された項目以外は、自由に経営範囲に載せることが可能となりました。
上海自由貿易試験区では、登録資本金の制限がなくなったというのは本当ですか?
自由貿易区における新たな試みとして、最低登録資本金の要求がなくなりました。
外資系貿易会社の登録資本金が10万元でも登記することができるようになり、中国政府は将来的には1元でも会社を設立できることを目指しています。
しかし、特別な業種や許認可申請に資本金金額を要求される場合はその要求を満たさなければなりません。
上海自由貿易試験区では、登録資本金の支払い期限が撤廃されたというのは本当ですか?
支払期限は撤廃され、完全に自由に設定することができるになりました。
以前は地域別の例外を除き、3ヶ月以内に20%以上、残りは2年以内に支払わなければなりませんでした。
資本金検査報告書の作成や聨合監査(年度検査)に関する変更はありますか?
まず、会社設立の際に必須であった中国の公認会計士による資本金検査報告書の作成の必要がなくなりました。
会計情報は年度検査も含めて、工商局のホームページに企業自ら公示すれば足りることになりました。
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2024年11月13日
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